クラブワールドカップは禁止事項だらけ!? 最悪の場合は死刑も!?

クラブ世界一を決める『TOYOTA プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ UAE 2010』がいよいよ8日に開幕する｡
残念ながらJリーグ勢は2年連続で出場を逃したが､各大陸の王者など7チームが集結｡
18日の決勝戦まで熱い戦いが繰り広げられる｡

大本命はW杯南アフリカ大会で日本を苦しめたオランダ代表MFスナイデル､カメルーン代表FWエトーを要する欧州王者･インテル｡
アジア王者として出場する城南(韓国)の戦いぶりにも注目だ｡

そんな中､大会組織委員会がまとめた今大会の禁止事項が発表され話題になっている｡

まず驚かされるのが､公共の場での飲酒禁止｡
外国人向けのホテルやレストランでは飲酒できるそうだが､応援するチームが勝利してもスタジアム周辺などでの飲酒は厳禁だ｡
これは開催地となるアラブ首長国連邦(UAE)がイスラム国家であるため｡
イスラム教の中で飲酒は理性を失わせる悪行であると考えられているのだ｡

実際に2008年､ホテルで酒を飲み酔っ払った日本人が現地のタクシー運転手に因縁をつけ身柄を拘束されるという事件が発生｡
どんなに試合で興奮しても､まっすぐ帰路についた方がよさそうだ｡

また､公共の場でのキスも禁止事項｡
これも性に対して厳格なイスラム教の教えによるもの｡
家族以外の男性に髪や顔を隠すために黒い布で顔を覆っている女性の姿はよく知られていることだろう｡

イスラム教に関係のない禁止事項はドラッグの所持･使用｡
これは当然といえるが､イスラム国家では日本よりもその罪が重い｡
2009年にドバイでマリファナを所持していたアフリカ系女性には終身刑が出ており､最悪の場合は死刑が科せられることもあるという｡

ちなみに､2022年W杯の開催地に決定したカタールもイスラム国家｡
"郷に入れば郷に従え"という言葉があるように､サッカーファンは今から学んでおく必要がありそうだ｡

(2010年12月8日)

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