オランダ、メキシコと強化試合2-1で勝利「美しくプレーできた」ファンペルシー復帰戦に満足〔W杯〕

現地時間26日（日本時間27日未明）、W杯南ア大会1次リーグE組で日本と対戦するオランダがフライブルク（ドイツ）でメキシコとの強化試合を行い、2-1で競り勝った。
22日のチャンピオンズリーグ決勝を戦ったばかりのロッベン、ファンボメル（ともにバイエルン）、スナイダー（インテル）らが欠場する中、故障からの復帰を果たしたFWファンペルシー（アーセナル）は、約半年ぶりの試合で2得点を挙げてその技術の高さを見せ付けた。

この日、右足靱帯の部分断裂から回復し、昨年11月のイタリア戦以来の代表復帰を果たしたファンペルシー。
1トップに入り、立ち上がりから積極的な動きを見せた。
前半14分に左サイドで縦に切り込んだアフェライからのクロスに滑り込むと惜しいシュートを放つ。
そして直後17分には復帰後1発目となるゴールを見事決めた。
左のファンデルファールト（レアルマドリード）からクロスが出る瞬間、ゴールから遠ざかるようにしてDFラインの裏を取るとダイレクトで合わせてゴールに突き刺す。
雨脚が激しくなった30分過ぎからは両チーム動きが鈍り始めるが、そんな中での41分。
アフェライ（PSV）が放った右からの長く高いクロスに左足でしっかり合わせてボレー。決勝点となる2点目を決めてみせた。
オランダは後半に1点を奪い返されるも、どうにか逃げ切って2-1で勝利。
守備に不安な部分が見られたものの、圧倒的な攻撃力を見せ付ける。

復帰戦を白星で飾ったファンペルシーは「今夜は美しくプレーできた」と満足げな表情。
ファンマルウェイク監督も「ファンベルシーは素晴らしかった」と評価しながらも「後半はチームがパワーダウンした。これからの合宿で修正しないといけない」（MSN産経ニュース）と妥協のない姿勢で更なる高みを目指す。
確かな実力を持ってW杯本番に臨むオランダ。日本代表が苦戦を強いられることは間違いないだろう

(2010年5月27日)

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