★レディー・ガガ、“生肉ドレス”に込めた「人間の信念と権利を懸けた戦い」への思いを語る(2010/09/15)

先日行われたビデオ・ミュージック・アワードの授賞式でレディー・ガガが着ていた“生肉ドレス”が大きな話題となっている。ファッション誌Vogue Hommes Japan9月号の表紙も飾ったお気に入りの“生肉コスチューム”について、本人がそこに込めた思いを明らかにした。

 米UsMagazineによると、ガガは授賞式後に放送されたテレビ番組で「あの衣装に菜食主義の方を攻撃するような意図はないわ」と説明。彼女は続けて「ご存知の通り、私は地球上で最も偏見のない人間」だとコメントした。そしてガガは、物事には多くの解釈があるとした上で「もし自分の信じるもののために立ち上がらなければ、もし自分の権利のために戦わなければ、私たちは自分の骨に張り付いた肉の分しかそれを手にすることはできない。けれども私は人生を小さな肉片のまま終えたくはない」と“肉”衣装の真の意味を語った。

 ガガの衣装に関しては、PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)のように「死んだ動物への冒涜行為」と非難する立場を取る者もいれば、この主張を聞いて共感を示したという声も多く挙がっている。

 授賞式で彼女にトロフィーを手渡した歌手のシェールは「モダンアートは議論や内省、衝突を引き出した。みんなが話題にしているという意味でこれは大正解だ」とツイッターでコメントした。この件に関してただ1つ確かなことは、シェールが言うように「ガガの“パフォーマンス”として成功している」ということなのだろう。

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