★ジェシカ・アルバ 「セクハラ? 12歳で業界入りしてずっと我慢していた」(2018/07/10)

昨年、ハリウッドで「長きにわたって大物プロデューサーや俳優らによるセクハラ行為があった」と判明し、多くの女優達のみならず俳優や元子役まで被害を告白し世界中のメディアに大きく取り上げられた。そんな中、女優・ビジネスウーマンとして活躍するジェシカ・アルバも「そのようなことは日常茶飯事だった」と言い、自身も被害を受けていたことを明かした。

このほど映画『ファンタスティック・フォー』シリーズなどでお馴染みの女優ジェシカ・アルバ(37)が『CNN』の取材に応じ、セクハラを受けたことはあるかという問いにこう答えた。

「もちろんよ。被害を受けた経験はあるわ、日常茶飯事だったから。」

では当時、ジェシカはどのような心境でそのような行為に耐えていたのか。

「そんな行為は容認すべきじゃなかったんでしょうね。でも、この業界で成長している若い女優であれば、そういう扱いを受けるものなんだと思って受け入れてしまったのよ。」
「対処法はあったんでしょうね。“そういう機会があったと思うか”ですって? ええ、当然よ。でも、私は不安だった。だって、この仕事を始めたのは12歳の頃だったから。それがどんなことか想像してみてくれる?」

そして女優、ビジネスウーマン、3児の母にして妻でもある「37歳の女性」としての今の思いとは…?

「あまりにも(男女格差の)バランスが取れていない時期が長すぎたわ。もう(名乗り出てNOと言うべき)時なんでしょうね。私は誰にも(対処法に関する)説明は貰わなかったし、(抵抗する)機会も与えてもらえなかった。その機会を求め闘わなくちゃならなかったの。でも(被害を受けている間)助けてくれる人がいれば、どんなに良かったことか。」

とりわけ自分と同じ女性のメンターが欲しかったとも語ったジェシカは、「被害を受けるかもしれない」といった直感を信じるべきだと感じているという。

なお、セクハラ告発において「数十年前に被害を受けた」とする人もおり、「何を今さら」「そもそも証拠は残っていないのでは?」という声もあるが、加害者の名と被害状況を明かすことは相手に大きなダメージと社会的制裁を加えると同時に、さらなる被害者を出さないための予防策になる。恥ずかしいことをしたのは相手だということを忘れず「被害を受けた人は堂々と主張すべき」と多くの人が認識したという意味で、昨年活発化したセクハラ撲滅運動は非常に意義深いものだったようだ。

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