★ケイティ・ペリー、“女の子にキス”の楽曲を振り返り「同性とはそれ以上のことも」(2017/03/23)
「女の子にキスしたら良い感じだった。チェリーのリップクリームの味がしたの。カレシが気にしなきゃ良いけれど。すごく悪いことに感じたわ。でもすごく正しいことにも感じちゃった。」
そんな歌詞が話題となった楽曲『I Kissed A Girl』を過去に発表し、世界中のパパ・ママ世代、また自身の両親をもひどく困惑させてしまったケイティ・ペリー。そのケイティが「Human Right Campaign Gala」に出席し「National Equality Award」を授与され、このように語った。
「正直な話、私はただの歌手兼ソングライターです。」
「私は事実を語ると同時に、ファンタジーをポップソングにして描くこともあります。たとえば『I Kissed A Girl』ですが…。正直に言うと、私はそれ(女の子とのキス)以上のことをしたことがあるんです。」
敬虔な両親のもと宗教につき学びながら子供時代を過ごしたケイティは、育った環境ゆえに相当な罪悪感があったという。それでも「好奇心があった」「それにセクシュアリティは白黒ハッキリしないものだと分かっていたのです」と告白し、このように続けている。
「青春時代は、自分のレズビアンな部分が消えたらいいと祈ったものです。」
しかし同曲が売れたことを機に、ケイティは“ストレート”ではない多くの人々に出会うチャンスに恵まれたとのこと。かつては「同性愛者を恐れよ」と教えられていたというが、「彼ら、彼女らは恐れるべき人々ではありませんでした」「私が出会ったことのある誰よりも自由で強く、親切でした」とも話している。
だがこれに、一部のキリスト教徒は猛反発。早速「同性愛は不自然だし、聖書の教えに背くもの」と批判しているが、毎週日曜日に欠かさず教会に通う信者の中にも「愛の形はそれぞれだから」と容認する人もいる。「人は人」「自分は自分」というドライな人が増えるなか、宗教ゆえに他人の「非・ストレートな性的指向」を問題とみなす風潮は、なかなか変わりそうにない。ちなみにケイティは完全なレズビアンではなく、過去にはラッセル・ブランドとの結婚・離婚、オーランド・ブルームとの交際・破局も話題になった。
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