★エマ・ワトソン、ファンとのセルフィー撮影は「もうOKしない」(2017/03/01)
大変優しく、ファンに対する態度も良いと言われる女優エマ・ワトソン。しかし長く業界で働くうち、エマは「No」と言うことにずいぶん慣れたのだそう。そのエマがこのほど人気誌の取材に応じ、子役時代の苦悩、そして急速に発達したSNSやファンとのセルフィー撮影などについて思いを語った。
子役時代に仕事を始め、今では20代ながらベテランの風格もあるエマ・ワトソン。そのエマは子供時代から非常にまじめな性格で、「まじめな私にこの業界は向いていない」と苦悩することもあったという。このほど『Vanity Fair』の取材に応じたエマは、こう語っている。
「駄目! そう思うようになったの。小さな問題だろうが大きな問題だろうが、こういう闘いを受けて立つのが私だと気づいたの。」
そして今のエマは、レッドカーペットや映画プレミアといった特別な行事以外では、ファンとのセルフィー撮影を断ることにしているという。
「もし誰かが私の写真を撮って(SNSに)投稿すれば、2秒で私の居場所が特定できる時代よ。その場から10メートルまで特定できるわ。私の衣類や同伴者まで分かってしまう。そういうトラッキングに必要なデータを与えることはできないの。」
その代わり、エマは“あること”を心がけているそうだ。
「こうやって座って、『ハリー・ポッター』シリーズファンからの質問に答えても良い。ただ、もう写真は1枚も駄目よ。」
このエマの言い分は正しく、スマホで撮影した写真をSNSに投稿することで住所などを特定される可能性は十分にあるのだという。ストーカー被害などがたびたび報告される昨今、「駄目なものは駄目」というエマの強い姿勢、また身の回りの危険を知り回避する態度は、一般人にとっても十分お手本になりそうだ。ちなみに日本でも人気を博したドラマ『iCarly』主演女優ミランダ・コスグローヴも過去にストーカー被害に遭っているが、彼女のストーカーはSNSの書き込み情報を執念で収集。目撃情報まで集めていたといい、贈り物を返送された際には自暴自棄になり「死んでやる」と逆に脅したことが報じられた。
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