生徒諸君!
[第10話]
珠里亜(堀北真希)を侮辱したことを許せなかった尚子(内山理名)は伯母・信子(東ちづる)を平手打ちした。怒った信子は教育委員会に訴えてやると言い捨てた。その訴えを聞き受けた教育委員会はすぐに懲戒免職にしようとするが、日向(椎名桔平)や校長(小林稔侍)がかばったおかげで尚子はしばらく謹慎処分になった。 06/22放送
心配した生徒たちは、尚子を辞めさせないために嘆願書を提出することを決めた。
生徒たちの思いを無駄にしたくないと思った日向は、尚子に謝罪をするよう要求。しかし、尚子は私が盾にならないといけないと断った。そんな尚子に日向は、あなたのような教師を失いたくないと伝えると、尚子は嬉しい言葉だと涙を流した。
一方、珠里亜は入院する母・亜矢(長野里美)のお見舞いに来ていた。珠里亜が母の手を握り、産んでくれてありがとうと告げると、ようやく珠里亜のことを思い出したのだった。その夜、珠里亜は叔母・信子の家を訪ね、母の記憶が戻ったことを知らせた。そして信子のおかげだと告げ礼を述べた。信子は珠里亜のために今まで貯めていた貯金通帳を差し出しこのお金で勝手に幸せになりなさいと言った。珠里亜には信子の優しさが伝わってきたのである。
そして、尚子のところへ信子が訪ねてきた。珠里亜は嘘をつく子ではないと認めながらも、息子をかばい、訴えは取り下げないし珠里亜にも謝らないと信子は言った。そう言われてしまうと尚子はどう切り返すことも出来なかった。
教育委員会が懲戒免職を言い渡そうとした時、日向は生徒たちの嘆願書を提出した。そして、「懲戒免職にしてしまえばこの嘆願書をただの紙切れにしてしまう。学校は辞めてもらうが、戒告処分として他の学校に行って教師は続けてもらう。」と決定した。
教室では尚子が生徒たちに別れを告げていた。尚子は、卒業するまで一緒にいられなくてごめんと謝罪。すると公平(本郷奏多)がドッジボールを提案した。生徒たちは尚子を囲み円になった。そして一人ひとり尚子に今までの思いを伝え、ボールを投げた。尚子はそれを受け止め「これからもいろんなことがあると思う。自分を信じて・・仲間を信じてそしたら必ず未来は皆に微笑んでくれる。だから大丈夫だよ、生徒諸君!」と告げると、学校を後にした。それぞれの新しい未来に向けて歩み始めるのであった…。 【完】
06/22
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キャスト
北城尚子 / 内山理名(うちやまりな)御園中学校に赴任してきた新任教師。2年3組の担任になる。中学時代のつらい境遇を仲間や教師に助けられ、教師になることを決意する。周りからウザがれる程の明るい性格で、生徒にどんな暴力を受けても翌日には笑顔で教壇に立つタフな精神の持ち主である。
宮沢義一 / 渡辺いっけい(わたなべいっけい)
御園中学校の教頭。次期校長の座を狙うも、岸本の金魚のふんになっている。2年3組が問題を起こさないかビクビクしている。
日下部和真 / 溝端淳平(みぞばたじゅんぺい)
バスケ部の幽霊部員。木下薫といつも行動を共にしていることが多い。
木下薫 / 岡田将生(おかだまさき)
バスケットボール部の幽霊部員。
柴田安里 / 岡本玲(おかもとれい)
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