ROOKIES -ルーキーズ-
[第5話]
05/17放送

練習試合当日、川藤(佐藤隆太)をはじめ、部員たちは感慨深くグランドを見つめる。その後、川藤は校長室で用賀第一の国松(田口浩正)とあいさつ。村山校長(伊武雅刀)は中止するなら今のうちだと言うが、川藤は自信満々の様子だった。

両チームが整列すると、相手は川藤らを見て、馬鹿にしたように笑う。若菜(高岡蒼甫)や桧山(川村陽介)は突っかかっていこうとするが、主審に注意され、試合開始。安仁屋(市原隼人)の剛速球にバッターも絶句する。結局、安仁屋は三者連続で三振を奪う。

そして、攻撃の回となり、川藤は関川にバントのサインを出す。俊足の関川はセーフ。2番打者の御子柴はアウトになり、続いての打者は若菜。デッドボールすれすれの球をもらった若菜はピッチャーに突っかかっていくが、川藤が止める。

次の守備も安仁屋は三者三振。そして、彼は攻撃でもホームランを放つ。だが、1球たりとも力を抜いていない安仁屋は相当な疲労がたまっているようだった。それに気付いた国松は安仁屋の守備範囲を狙った打撃を指示。二子学の守備に乱れが出てくる。

すると、川藤はピッチャー交代を告げる。交代のピッチャーは今岡(尾上寛之)。安仁屋以外は誰も投げたことがないのだから、五十音順で行くというのだ。勝つ気がないのかと言われた川藤は勝つために安仁屋を温存するという。その時、若菜は球に血が付いていることに気付いた。安仁屋は前夜まで爪が割れるほどの投げ込みをしていたのだ。彼は村山に絶対に勝つと宣言し、負けたら野球部を廃部にしていいと約束していた。一人で勝負を背負い込んでいる安仁屋を若菜が殴った。だが、川藤は安仁屋の帽子に「ONE FOR ALL」と書かれていることをメンバーに告げる。

やがて、用賀第一のピッチャーがランナーとの接触で脚に怪我を負った。国松は自分の選手を罵倒し、川藤はそれでも教育者かと非難。さらに、国松は二子学のメンバーのことまで馬鹿にし、川藤は彼を殴ってしまう。

国松は主審に没収試合にしろと要求。川藤は自分は退場処分でも何でも受けるから試合を続けさせてくれと頼む。すると、用賀第一のピッチャーは自ら交代を申し出、主審も試合続行を告げた。主審は選手の健康管理もできない監督に問題があると言って、国松に注意を促す。

その頃、真弓(吹石一恵)はグランドに来ていた新庄(城田優)に気づき、声を掛ける。だが、彼は自分の居場所はないと言って、去っていってしまった。

川藤は再び、安仁屋をマウンドに戻す。気が付くと、グランドには大勢の生徒たちが集まっていた。と、そこにファールボールが飛んできて、真弓に当たりそうに。すると、池辺教頭(浅野和之)が飛びつき、ボールをキャッチ。実は40年前、二子学野球部の名セカンドとして、甲子園に行ったことがあるというのだ。彼はこんな素晴らしい光景を見られたなら、もう負けてもいいと言うが、川藤は絶対に負けないと宣言する。

試合は進んで、9回裏2アウト。二子学は用賀第一に1点差と迫っていた。バッターは若菜。だが、彼は安仁屋の剛速球を受け過ぎて、手の感覚が麻痺。バットを握れなくなっていた。部員たちは詰め寄られた若菜はバットを手にしばりつけてでも打席に立つと言う。

すると、そこにユニフォームを着た新庄が現れた。川藤は主審に代打・新庄を告げる。
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キャスト
川藤幸一 / 佐藤隆太(さとうりゅうた)
二子玉川学園高校の国語教師で2年B組の担任をしている。
活動停止になっていた野球部の問題児達に真の友情とは何か、高校生活とは何かを伝えたく、野球部の顧問を買って出ることに…。
思い込みが激しいという欠点を持つが、情に厚く涙もろい性格。
また、説教をしている自分が大好きである。

安仁屋恵壹 / 市原隼人(いちはらはやと)
二子玉川学園高校の2年B組生徒。
イケメンと周りから評されるルックスと、バツグンの運動神経を持ち、とにかく女子にモテるワル。
問題児たちのリーダー的存在となっている。
そんなある日、安仁屋は事件を起こし、自らユニフォームを脱ぐことに。
しかし、周りからの説得もあり、何とか野球の世界に復帰するのだがあの時の光景が頭に浮かび…。
御子柴 徹 / 小出恵介(こいでけいすけ)
二子玉川学園高校の2年B組。
甲子園を夢見て小学生の頃から野球を始めた。中学でも野球部に入部したがいつになっても補欠から抜け出せず、「球拾い大臣」のアダ名を付けられてしまうのであった。
しかし、チームでは野球から離れそうになるメンバーをいつもこの男が引き止める。
この男の野球にかける想いはチーム1かもしれない。
関川秀太 / 中尾明慶(なかおあきよし)
二子玉川学園高校の2年B組生徒。
金髪のモヒカンがトレードマークで24時間365日お調子者。
中学の頃は陸上部に所属し、エースとしてインターハイまで進んだものの、暴走族との交友関係が顧問にバレ強制退部させられた。
その頃から徐々にグレ始め今ではモヒカンのヤンキー…。
顔が幼い為、決してケンカが強そうには見えないのが致命的。
真弓りえ / 吹石一恵(ふきいしかずえ)
二子玉川学園高校の英語教師で2年C組の担任を務めている。
美しい外見から男子生徒に人気があるものの、空手の腕前が二段という凄腕の持ち主。
川藤のハイテンションについていけず、今までに一度もかみ合った試しがない…。
しかし、川藤の生徒に対する態度にあこがれをいだいているという一面も持つ。
村山義男 / 伊武雅刀(いぶまさとう)
二子玉川学園高校の校長。
神田川高校で問題を起こした川藤を、ウチの学校で働けと誘った。
その真意は問題児の集まる野球部で問題を起こし、全員退学させてしまいたいという計画だった…。
しかし実はこの校長、二子玉川学園野球部の卒業生であり…。
掛布光秀 / 天野ひろゆき(あまのひろゆき)
二子玉川学園高校で社会科を担当する教師。
1年A組の担任も務めている。
ポールスミスをこよなく愛しており、学校への出勤も常にポールスミスのスーツである。
自称 “オシャレ先生” だが、ポールスミスのスーツを無理やり着ている太った教師としか思われていない。
運命共同体と言われてもおかしくないほど、川藤の周りでトラブルが起こると、必ず巻き込まれてしまう。
若菜智哉 / 高岡蒼甫(たかおかそうすけ)
二子玉川学園高校、2年B組の生徒。
普段は授業に出ず、部室でマージャンをしている。疲れることが嫌いな為、自分からケンカを仕掛けることはないが、売られた喧嘩はハイ喜んで!
その強い男気からキャッチャーに抜擢された。
平塚平 / 桐谷健太(きりたにけんた)
二子玉川学園高校、2年B組の生徒。
超ポジティブな性格で、周りの女子生徒から気持ち悪がられていることに気付いていない。
野球へのアツい想いはあるものの、野球センスが全くない為、周りからは少し取り残されて位置にいる。
しかし、あることをキッカケに桐谷の秘めた力が開花する。

岡田優也 / 佐藤健(さとうたける)
二子玉川学園高校、2年B組の生徒。
若菜と野球部の部室でいっつもマージャンをしている。不良は不良だが他の生徒と違う点は喧嘩よりもはるかにナンパが得意。
その外見からは想像もつかないが、一番冷静に仲間たちの事を見ている男でもある。

湯舟哲郎 / 五十嵐隼士(いがらししゅんじ)
二子玉川学園高校、2年B組の生徒。
中学のときはサッカー部に所属していたものの、悪友の若菜に誘われるがまま野球部へ。
授業もろくに出席せず、部室でマージャン、外ではナンパばかりしている。
イケメンで女の子からモテるにはモテるのだが、やや他の人感覚がちょっとズレている男。

桧山清起 / 川村陽介(かわむらようすけ)
野球部メンバーの一人。
若菜とは中学時代からのマージャン仲間である。
野球部の中では最も短気でなにかがあればすぐに手が出てしまう。
この男もそれほど野球が得意ではないのだが、そこは必死の練習でなんとかカバーする頑張り屋さんでもある。

今岡忍 / 尾上寛之(おのうえひろゆき)
二子玉川学園高校、2年B組の生徒。
同じ中学の平塚とは特に仲がよく、何かをする時はいつもコンビを組んでいる。
他の生徒とはややキャラが違い、ケンカよりも保健体育の教員・藤田カオルに心底ホレている。
チームの中ではいい肩を持っており、守備でチームを支える男である。

池辺駿作 / 浅野和之(あさのかずゆき)
二子玉川学園高校の教頭を務めている。
校長の忠実な部下ではあるものの、曲がったことの嫌いな彼は、やがて校長のやり方に疑問を覚え、反抗心を持つことになるのだが、校長の本心を知ると…。

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