リアル・クローズ
[第1話]
10/13放送

絹恵(香里奈)が勤めるデパートは老舗だが、近頃は業績不振が続いていた。
そんなデパートにマダム・ミキこと美姫(黒木瞳)という女性が招かれる。
彼女は数々の店の販促プロデュースを成功させてきたパリ・ファッション業界のカリスマだった。

ある日、絹恵がふとん売り場で働いていると、上司から妙な客がいると対応を頼まれる。
見ると、売り場のベッドで優作(西島秀俊)が寝ていた。
絹恵は優作に注意するが、ふてぶてしい彼の態度に腹を立てる。

やがて、絹恵は婦人服統括部長に就任した美姫と対面。
絹恵の私服姿を見た美姫は、つまらない服を着ていると、つまらない人生になると言い放つ。
翌日、絹恵は美姫が率いる婦人服売り場の新プロジェクトに異動を言い渡された。

売り場に出た絹恵は同僚たちのファッションを見て、すっかり気後れ。
そこで、優作と出くわし、彼が新プロジェクトに抜擢された敏腕バイヤーだと知る。

美姫は「1ヵ月で1億円の売上増」という大きな目標を掲げる。
そして、日本初上陸ブランドを誘致するなど、早くも業績を伸ばすことに成功。
だが、ファッション用語すら知らない絹恵は接客すらままならず、売り上げはゼロのままだった。

閉店後、売り場に残ってコーディネートの練習をする絹恵だったが、まるでセンスなし。
そんな絹恵を見ていた美姫は彼女を見下すばかり。

そんな中、美姫の指示で婦人服売場を拡張して、新装オープンさせることに。
隣接するブランド店が撤退を余儀なくされ、絹恵は憤慨。
だが、販売員の加代子(榊原郁恵)は逆に、自分に自信を持てない絹恵を勇気づけてくれる。

新装オープン当日。
目玉となる新作コートが届かず、オープン記念のショーの準備も進められないように。
何とか開店30分前を切った頃に商品が届くが、エレベーターが動かず売り場に運べない。
すると、絹恵は布団売場の経験を生かし、重いダンボールをいくつも重ねて階段を駆け上がる。

準備は間に合い、美姫がショーのあいさつに立った。
彼女は「いつもより5秒長く鏡の前に立ち、新しい自分を見つけてほしい」と言い、それを聞いた絹恵の中で何かが変わる。
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キャスト
天野絹恵 / 香里奈(かりな)
越前屋百貨店販売員。
苦手なファッションを扱う婦人服売り場の異動となった。
人間は中身。見た目ではないと思っていたが・・・。

神保美姫 / 黒木瞳(くろきひとみ)
越前屋百貨店婦人服統括部長(鬼部長)。
絹恵の上司。
人は外見がすべてと言い切る。
山内達也 / 高岡蒼甫(たかおかそうすけ)
絹恵の彼氏。
自動車の営業マン。
絹恵が変わり始めてからすれ違うように。
田渕優作 / 西島秀俊(にしじまひでとし)
越前屋百貨店ナンバーワンのバイヤー。
男の中の男で、情熱家である。
男性社員からの人望は厚いが、女性社員からは「変態」「オヤジ」と陰口をたたかれている。


佐々木凌 / 加藤夏希(かとうなつき)
越前屋百貨店「ザ・スペース」勤務。
完璧な美貌の持ち主。
絹恵におしゃれのスパルタ教育を行う。
好きなタイプは自分を姫のように崇める男性。
木村瑞穂 / 能世あんな(のせあんな)
カリスマ部長・神保美姫の右腕。
しなやかさの全くない仕事サイボーグ。
向上心に溢れている。
多村アヤ / えれな(えれな)
美姫のアシスタント。
元モデル。
器用でしたたかな女である。
蜂矢英明 / 小泉孝太郎(こいずみこうたろう)
セレクトショップのバイヤー。
優作(西島秀俊)のライバルで、自信家。
天野まゆ / IMALU(いまる)
絹恵の妹。栃木在住の女子高生。
ファッションに疎い姉とは違っておしゃれ大好きな今時の子である。
安い服を探しては自分でリメイクしている。
自分のスタイル・主張を持つ女の子。


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