黄金の豚
[第3話]
会計検査庁特別調査課は、国立病院『独立行政法人国立高度メディカルセンター』の調査を命じられる。11/03放送
調査に向かう芯子(篠原涼子)達は、スーツ姿の男達と従えて歩く事務局長・国枝(神保悟志)を目にする。
調査を始めると、この国立病院は院長・桜井(品川徹)を差し置いて、事務局長の国枝が支配していることが分かる。
国枝は、財政省事務次官の1回300万円もする先進治療を研究患者として税金で賄おうと計画や、移動には病院の救急車をタクシー代わりに使用、さらに病室は特別個室を用意するなどしていた。
そんな国枝に反発する桜井を見た芯子は疑念を持つ。
調査を進めると、工藤(岡田将生)は3年前の500億円にも上る病院の建て替え費用に目を着け、精査する為の資料の提出を要求するが圧力をかけられ調査は中止に追い込まれてしまう。
院長以上の権限を持つ事務局長が納得できない芯子は、病院の内情を調べ始める。
すると国枝は財政省からの天下りで、患者のことではなく利権しか考えていないと桜井は証言する。
そして桜井自身も国からの補助金と病院で仕事を続ける為には国枝に逆らえずにいたのだ。
芯子は再び病院を訪れ、研修医達が安い給料で不当に24時間フル勤務させられている現状を知り、心を痛める。
研修医達も最新設備の整った病院で働きたい為、クビになることを恐れて不正に関することは証言しようとはしなかった。
それでも正義を貫こうとする工藤だったが、芯子に「彼らが首になったら責任をとれるのか?」一喝される。
そんな中、角松(大泉洋)と金田(桐谷健太)は密かに病院の不正の洗い出しを進め決定的な証拠を得るのだが、先走った工藤の立場が危うくなってしまう。
研修医の掲示板を見ていた工藤が、一人で再び国立病院へと向かったことが分かり、会計検査庁特別調査課の面々は止めようと追いかける。
その間に工藤は、国枝に掲示板の書き込みを見せ研修医のフル勤務の実情を明らかにする。
掲示板には「カップラーメン」という単語が多く書き込まれており、それは出勤時間と退社時間を示す為の暗号だったのだ。
そこから、週30時間と誤魔化されている研修医の年収と、何も仕事をしていない役員の年収が、同じ2億4000万円であることが判明する。
この調査により、病院の幹部は総入れ替えになった。
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キャスト
/ 篠原涼子(しのはらりょうこ)/ 大泉洋(おおいずみよう)
/ 平岡祐太(ひらおかゆうた)
工藤優 / 岡田将生(おかだまさき)
会計検査庁 特別調査課の調査官補。東大卒の超エリート。
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