マイガール
[第10話]
12/11放送

正宗(相葉雅紀)の写真がコンクールで入選する。しかし、正宗は最終選考を棄権し、コハル(石井萌々果)と一緒に静岡に引っ越すことを決めた。スタジオマネージャー・林(北村有起哉)にも「スタジオを辞めさせてください」と頭を下げる。

林は、既に決まっている剣持カメラマンのアシスタントの仕事だけは、キッチリとやっていくよう、正宗に言った。期待に応えるべく張り切る正宗。

正宗が静岡でも写真を続けると聞いたコハルは、静岡に引っ越すことを楽しみにしていた。これで母・陽子(優香)と同じ私立小学校に入学できると喜んだ。しかし、正宗はカメラを辞めることを決意していたのだ。コハルを私立小学校に通わせるためには、もっと稼がなくてはいけないからだ。正宗は、静岡で安定した企業への就職を考える。

いよいよ剣持(大杉漣)の撮影アシスタントをする日が来た。
剣持は撮影の途中で、「君なら、どう撮る?」と言ってカメラを正宗に渡した。楽しそうに撮影を始める正宗を、剣持はずっと見つめていた。

帰り際、剣持は「これで面接は終了だ」と言って帰っていく。どういうことなのかと正宗が林に尋ねると、じつは剣持はアメリカに同行させるアシスタントを探していたことを打ち明ける。コハルと一緒に静岡へ行くことを決意していた正宗は、剣持の誘い断ろうと決める。

自宅に戻った正宗は、コハルの通う私立小学校の入学案内資料を見ていた。入学金が足りないことがわかった正宗は、母・光代(室井滋)に援助を頼むことを決めて連絡をとる。

正宗のアパートにやってきた光代は、私立小学校の入学資金を援助することを了承した。しかし、正宗と光代が「カメラの仕事を辞める」という話をコハルが聞いてしまう。

正宗とコハルが静岡へと引っ越す日が近くなったある日、はるか(平岩紙)や柴田智哉(村上信五)、瀬山(山崎樹範)がお別れ会を開いてくれた。そこでコハルは、突然「正宗君と静岡には行きません!コハルは静岡のおばあちゃんと一緒に暮します!」と、正宗にカメラを辞めないように訴えたのだ。智哉に「もう一度よく話し合ったほうがいい」と言われた正宗は、一晩、思い悩む…。

翌朝、正宗はコハルにきちんと自分の気持ちを伝えた。
そして、正宗がアメリカへ行っている間、静岡のおばあちゃんの家で暮すことをコハルは決意した。

それから月日が流れ、4月――。

コハルは小学校の校庭で、正宗から届いたエアメールを読んでいた。桜の木は満開だ。
そこにスーツケースを引いた正宗が現れる。
コハルは笑顔で正宗を迎えた…。

《終》


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キャスト
笠間正宗 / 相葉雅紀(あいばまさき)
カメラアシスタント。
忘れられない元恋人から突然の訃報が来る。
心優しい青年。
塚本陽子 / 優香(ゆうか)
正宗(相葉雅紀)が高校時代に付き合っていた4歳年上の元恋人。
6年前に姿を消す。

コハル / 石井萌々果(いしいももか)
正宗(相葉雅紀)と陽子(優香)の娘。
明るくしっかりしている。
父正宗に迷惑をかけないよう気にしている。
柴田友哉 / 村上信五(むらかみしんご)
コハルが通う保育園の保育士。
保育士になったのには理由があるようで・・・。
林弘和 / 北村有起哉(きたむらゆきや)
正宗が勤める写真スタジオのマネージャー。
厳しいが、正宗を高く評価。
瀬山高志 / 山崎樹範(やまざきしげのり)

塚本志織 / 朝加真由美(あさかまゆみ)

木村英生 / 日村勇紀(ひむらゆうき ばななまん)

室田澄子 / 大森暁美(おおもりあけみ)

笠間光代 / 室井滋(むろいしげる)
正宗の母。翻訳家。
正宗がコハルを引き取ることに猛反対。

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