魔女裁判
[第1話]
吉岡徹(生田斗真)は、ごく普通の青年。現在はフリーターだ。04/25放送
そんな徹が裁判員候補者に選ばれる。
手続きのために南関東地方裁判所に向かうと、裁判所前には大勢のマスコミが…。
その様子に驚きながらも、徹は候補者待機室に向かった。
候補者待機室には大勢の候補者が集まっていた。そんななか、徹は空いていた渡部いずみ(加藤あい)の隣に座る。
暫くして裁判官・北村(野元学二)が入室し、この裁判は「東条ホールディングス会長・東条総一郎(早川純一)の殺人事件」であることが告知された。
「東条ホールディングス会長・東条総一郎(早川純一)の殺人事件」の容疑者は、被害者・東条総一郎の愛人・柏木鏡子(石田ゆり子)。
彼女は10年前にも夫を亡くして多額の保険金を受け取っていたことから、マスコミによって「魔女」と書きたてられていた。
「魔女裁判」として、世間の注目を集める事件を担当すると知った候補者たちは驚く…。
質問手続きが終わると、厳正な抽選によって6名の裁判員と2名の補充裁判員が決まる。
選ばれた番号は、8・11・26・29・33・47番。補充裁判は6・15番。
裁判員に徹といずみも選ばれた。
「日当、イタダキマシタ!」喜ぶ徹。
裁判員に決まって徹のように喜ぶ人もいれば、困惑している人もいた…。
そんな様子を隠しカメラの映像で確認している男がいた。黒川(鈴木亮平)だ。
リーダー格の黒川を中心に怪しい一団が、映像を見ながら候補者全員の身元を割り出していた。
「魔女裁判に、ようこそ――」不敵な笑みを浮かべた。
評議室に場所を移して説明を受ける8人。教師、介護ヘルパー、主婦、キャバ嬢など職業も肩書きも様々のようだ。
名前等、お互いのことがわからないように、それぞれは色で呼び合うことになった。
徹はオレンジ、いずみはホワイト…。
黒川は、ボードに貼り付けられた裁判員に、それぞれ色紙を貼り付けていく。
昼食のとき、「魔女裁判の裁判員に決まった」ことを恋人・香織(比嘉愛未)に電話で連絡をしようとした。香織が新聞記者をしていることから、ちょっと自慢がしたかったのだ。
そんなとき、徹はブルーに止められる。ブルーの父は警察県警者のエリートなのだ。
一同が裁判所の食堂で食事をしている様子も、黒川はモニターで一部始終を監視していた。
「オレンジは金と女に弱い。単純軽薄。――一番扱いやすい相手だ」黒川の目が光る。
その後もひとりひとりの動向に、黒川は目を光らせた。
いよいよ裁判がスタートした。
法廷に現れた鏡子に、一同の視線が集まる。
薄化粧をしているかいないかほどの素顔の鏡子。しかし、人を惹きつける魅力が感じられた。
そんな鏡子に思わず見入ってしまう、徹。
「私は夫を殺していません」鏡子は起訴事実を全面否定した。
検事・大沢洋子(宍戸美和公)が冒頭陳述を読み上げているとき、誰かが傍聴席に入ってきた。
徹がそちらに目をやると、なんと、それは恋人の香織だった。
お互いに気づいて、徹と香織は驚く――。
そんな2人の様子を鏡子の弁護士・進藤亮介(渡邉紘平)は意味ありげに見つめていた。
1回目の裁判後、裁判員たちは別室で評議が行われた。
徹を含めた4人が有罪だと思うというなか、そのなかでホワイト(=いずみ)は「私には裁けない」と弱音を吐いた…。
「意外だなぁ〜」画面を見ていた黒川は愉快そうに笑った。
そんななか、突然、非常ベルが鳴り、裁判員たちは部屋に閉じ込められてしまう。
出口を求めて逃げ惑う裁判員たち。
介護ヘルパーをやっているピンク内海信恵(松本じゅん)も、シルバーを突き飛ばし、自らが逃げるのに必死だった。
「ブラウンの性格だけよくわからないけど、まあいいか」黒川はこうして裁判員の性格を一気に確かめたのだ。
「さぁて、誰からにしようかな」ボードに貼られた裁判官8人のデータを見ながら、黒川はひとりの人物をターゲットに決めた。
その夜、裁判員に選ばれた人たちに、次々と怪しいことが起こる。
徹のアパートのポストには「K」と書かれた封筒に10万円が入っていた。
いずみのポストには、「K」と書かれたポストのなかに、子どもの幼稚園から自宅までの道順が赤で書かれた地図が…。
さらにパープルと呼ばれている中学教師・田所(中村靖日)は、何者かに襲われて気絶する。
細い通路で目を覚ました田所があたりを見回すと、そこには彼の秘密――男とのラブシーンを激写された写真が壁や地面一面に貼り付けられていた。
妻子のある彼は同性愛者だったのだ。
さらに「魔女裁判の被告・柏木鏡子の独占取材が許された」と香織に連絡が入った。
編集部の話では、鏡子が香織を指名したのだという…。
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キャスト
吉岡徹 / 生田斗真(いくたとうま)自称“ストリート系デザイナー”だが、それだけでは生活できないためフリーターを続けている24歳。貧乏だが人生を悲観しない明るいお調子者で、優しい性格。裁判員に選ばれ落ち込むいずみを懸命に助けようとするものの、次々と危険な出来事に巻き込まれていき、はじめは日当が出るから喜んでいる程度だった気持ちに、次第に事件を解決しようという使命感が生まれていく。
渡部いずみ / 加藤あい(かとうあい)
エスカレーター式で短大まで卒業したお嬢様育ち。現在は、卒業後に入社した会社で出会った男性と結婚し、一児の母となっている。日々、一人娘の舞を優れた学校に入学させたいと“お受験”と奮闘中。優しい性格のため、「自分には人を裁くことができない」と裁判員に選ばれたことを思いつめる。次々と降り掛かる危険な出来事から助けてくれる徹を、頼るようになっていくが…。
本宮香織 / 比嘉愛未(ひがまなみ)
東西新聞入社2年目の記者で、徹の大学時代からの恋人。自分にはない感性を持つ徹に惹かれている。徹が裁判員となっていることを知らず、法廷で驚く。被告人である柏木鏡子の独占取材でスクープをとることがきっかけで、鏡子に親しみを覚えていくようになるが、反対にいずみのことを気にかける徹に対して不信感を募らせていく。
柏木鏡子 / 石田ゆり子(いしだゆりこ)
不審死を遂げた東条総一郎の愛人。銀座の高級クラブで働いていたところを東条に見初められ、愛人となった。容疑者として逮捕され、起訴されている。男女問わず人を惹き付ける、少女のようなあどけなさと大人の気品を持ち合わせている魅惑の女性。10年前にも夫を事故で亡くし保険金を手にしているため、マスコミや世間からは“魔女”と呼ばれるようになる。
柏木遥 / 忽那汐里(くつなしおり)
被告人・柏木鏡子の一人娘で、母の無実を信じ続ける健気な少女。10年前に父親が死んでからは母一人子一人で育ち、公判中も弁護士の進藤とともに母を支えている。
黒川竜一 / 鈴木亮平(すずきりょうへい)
裁判員に近づいて評決を買収しようと企む謎の人物。裏の情報に精通している。米国で陪審コンサルティング会社に務めていたというが、その真偽は不明。部下に特殊分野のエキスパートを抱え、大胆かつ冷徹に行動する完璧主義者。
奥寺梨華 / 末永遥(すえながはるか)
裁判員に選ばれた、売れっ子のキャバクラ嬢。周りに流されやすいタイプだが、恋愛には一途。資産家の恋人との結婚をそろそろと考えているが…。
水島真紀子 / 滝沢沙織(たきざわさおり)
黒川が率いる謎の組織で参謀を務める美女。黒川からの信頼も厚く、彼の右腕として行動している。
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