イノセント・ラヴ
[第1話]
長野県のとある小さな町。ここにつつましく住んでいる家族を衝撃の事件が起こる。10/20放送
両親が殺され放火されたのだ。
2人の子どもは難を逃れて無事だった。
そのうえ、放火殺人の犯人として兄の耀司が逮捕される。
ひとり残った妹の佳音はそれからというもの“殺人犯の妹”として、人の目を避けてひっそりとした毎日を送ることになる・・・。
佳音(堀北真希)も19歳になった。今は喫茶店でアルバイトをしている。
ところがある日、突然クビを言い渡される。
「来月から妹が手伝ってくれるから、アルバイトは今月まで」と、店長の由香里(須藤理彩)は理由を告げた。
本当は違った。6年前に佳音一家に起こった事件を知ったからだった・・・。
いつものことと思いながらも、心の中では悔しく悲しかった。
次の日、佳音は少年刑務所にいる兄・耀司(福士誠治)をたずねた。
兄は冤罪だとずっと訴えている。
兄の冤罪を信じる佳音は、「弁護士さんにもういちど頼んでみる」と、兄を勇気づけた。
しかし、このとき佳音は耀司に、“地元を離れ、横浜に引っ越す”ことをいえなかった。
何となく・・・兄を見捨てるような罪悪感が佳音にはあったからだ。
ここは、横浜。
かつて音楽家としてマスコミの注目を浴びた殉也(北川悠仁)は、私的な事情があって活動を休止し、義道神父(内藤剛志)の教会の聖歌隊の面倒をみながら、ピアノ演奏者としてパブでアルバイトをして生活をしていた。
音楽の才能を惜しむ殉也の幼なじみ・美月(香椎由宇)は、いつも殉也のことを気にかけていた。ずっとずっと美月は殉也のことが好きだった・・・。
クリスマスが近づくある日、殉也は親友の昴(成宮寛貴)に、恋人・聖花(内田有紀)とのクリスマスイベントの過ごし方を相談する。
どうすれば、聖花が喜ぶだろう・・・殉也は聖花のことをとても愛していた。
「クリスマスイヴには船上でパーティーをやるから、それに来いよ」と昴は殉也を誘う。
殉也と聖花、昴は、もともと同じ大学の仲間だった。
一方、横浜に出てきた佳音はアパートを借りて暮らし始めていた。
名前を偽って清掃会社でアルバイトを始める、佳音。
もう、6年前の事件をほじくりかえされるのは散々だと思っていたのだ。
佳音は清掃会社の先輩・春江(宮崎美子)とペアを組んで、働き始める。
真面目な佳音の働きぶりに春江は感心しきりだった。
春江達はひとり暮らしの音楽家・殉也の家に派遣された。
急用で春江が出て行った後、佳音はひとりでいつものようにきちんと掃除をした。
掃除をしていると1冊の古いアルバムが・・・。
幸せな家族に強い憧れをもつ佳音は、家族が微笑みあう写真が大好きだった。
職場で廃棄を頼まれたアルバムから幸せそうな家族の写真をコッソリと貰い、部屋の壁に貼るのが楽しくてしかたがなかった。
いけないと思いながらも殉也のアルバムを開く佳音。
そのとき、窓から風が吹き込み、アルバムの写真が舞ってしまった。
慌てて拾い集める佳音。そこへ殉也が帰ってきた。
殉也に事情を聞かれる佳音は笑顔の写真が好きだから、と答える。
「笑顔の写真には、その人の幸せなときがずっとそこにあるから――」。
それを聞いた殉也は佳音に「一緒に写真を撮ろう」といい、
佳音の携帯電話のカメラで2人並んで写真を撮った。
殉也に肩を抱かれて一緒に写真を撮った佳音は、その画像をプリントアウトして自室の壁に貼った。
この写真は彼女の一番の宝物となった・・・。
そんなある日、派遣先で春江がお金を盗もうとしていたところを見てしまった、佳音。
「見逃してほしい!」春江の懇願に佳音は黙って見逃すことを選ぶ。
仕事が終わると雑誌記者の池田(豊原功補)が待っていた。
所長・美代子(筒井真理子)は、池田から6年前の話を聞いていたようだ。
池田は6年前の事件を追っているそうだ。
兄の耀司が引きこもるようになっていたこと、その頃から父親との仲がこじれていたことなど、家庭の事情を知っていた。
「6年前のことを教えてほしい」そんな池田に佳音は「真実を書いてください」と訴えた。
会社に戻ると、佳音は美代子に呼ばれる。
派遣先のお金がなくなっていることを、春江は佳音に罪をなすりつけようとしたのだ。
佳音は事実上、会社をクビになる・・・。
佳音は兄・耀司のいる少年院に面会へ行く途中、教会の前を通る、中から音楽が聞こえる。
教会ではクリスマスのミサが行われていた。
そこに子ども達と一緒に賛美歌を歌う殉也の姿が・・・。
オルガンを弾きながら歌う殉也の姿に、佳音は心を奪われていった。
佳音はクリスマスのプレゼントを耀司に渡すために少年院に面会に訪れていた。
プレゼントはロザリオだった。
耀司は、佳音が横浜に引っ越したことを知り、ショックを受ける。
しかし、顔には出さずに「横浜、自分も行って見たい」と佳音に話す。
面会を終える直前、佳音は耀司に、「好きな人ができたの」と告白する。
佳音の告白に「良かったな」と微笑む耀司。
しかしその夜、耀司は暴れた・・・。
佳音は横浜に変えると、ロザリオを買ったお店でグランドピアノの形をしたオルゴールを買った。
佳音は殉也へプレゼントするつもりだったが、家へ行くと殉也は留守。
しばらく待っていたが、諦めた佳音はプレゼントを玄関にそっと置いた・・・。
やがてサンタクロースの衣装を着た殉也が家へ買ってきた。
殉也は鍵のかかった部屋へ入ると、虚ろな瞳で天井を見つめる女性に声をかけた。
「メリークリスマス!聖花!!」しかし殉也の問いかけに聖花は無反応だ。
彼女の体にはチューブや医療機械が取り付けられていた・・・。
佳音のプレゼントに殉也は気付かなかった・・・。
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第1話
キャスト
秋山佳音 / 堀北真希(ほりきたまき)幼い頃に両親をある事件で殺害され、たった一人の肉親だった兄がその殺人事件の容疑者として逮捕されてしまったという過酷な運命を背負ってきたこのドラマの主人公。
気持ちのどこかに常に“孤独感”を抱えて生きているが、周りの人間にはそのことに気付かれないよう明るく振舞っている。
そんなある日、彼女の前に一人の男が現れた。
この出会いが彼女の運命を大きく変えることになるとは…。
長崎殉也 / 北川悠仁(きたがわゆうじん)
元作曲家のピアニスト。現在はピアニストとしての活動より、地元の教会の日曜学校で子供たちに音楽を教えるのがメインとなっている。
そして生活をしていく為にピアノバーでアルバイトをしている。
お客からの評価は高い。
桜井美月 / 香椎由宇(かしいゆう)
幼稚園で働いている先生。殉也(北川悠仁)とは昔からの知り合いでひそかに想いを寄せている。
しかし、昔からの知り合いということが災いして、殉也にとって彼女は妹のような存在になっていた。
殉也が佳音(堀北真希)に興味を持ち始めたことが気に入らなく、佳音に対し嫉妬心を抱くようになってしまった。
瀬川昴 / 成宮寛貴(なりみやひろき)
ジュエリーデザイナーとして働く男性。殉也とは大学時代からの親友。
しかし、彼は親友の殉也にも言えない秘密を抱えていた。
その秘密は誰も知らない謎だらけだが、それが原因で好きな人に想いを伝えられずに苦しんでいるのであった。
聖花 / 内田有紀(うちだゆき)
大学時代に殉也と知り合い恋人となった。自分のわがままな性格も文句を言わずに付き合ってくれる殉也を信頼し、二人は婚約した。
しかし、佳音が殉也の前に現れてから徐々にその歯車が噛み合わなくなっていく。
秋山耀司 / 福士誠治(ふくしせいじ)
両親の殺害容疑で現在少年刑務所に服役している。
自分のことよりも、両親がいなくなり兄までもがいなくなり、1人きりになってしまった妹のことを心配している。
果たして本当に耀司が両親を殺害したのだろうか…。
池田次郎 / 豊原功補(とよはらこうすけ)
義道神父 / 内藤剛志(ないとうたかし)
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