フリーター、家を買う。
[第4話]
母・寿美子(浅野温子)の鬱病の原因は隣の家からの10年以上に及ぶいじめが原因だった。それを知った誠治(二宮和也)は母のために家を買うことを目標とした。ところが壁に「目標 家を買う」と書いた張り紙を父・誠一(竹中直人)は一笑した。「アルバイトでは住宅ローンも組めない」というのだ。それでも誠治はがんばる決意を固めた。11/09放送
寿美子を悩ませている家庭ゴミの問題を何とかしようと誠治はバイト先の社長・大悦(大友康平)に「事業所のゴミと一緒に捨ててほしい」と頼む。大悦は事業所のゴミは有料で引き取ってもらっていることを誠治に言うが、事情を汲み取ってOKした。
真奈美(香里奈)も心配して誠治に声をかける。
誠治は母親の面倒や家事をこなしながら、アルバイトをして、さらに就活にも励んだ。しかし肉体的にも精神的にも疲労困ぱいで疲れ果てていた。
ある日、誠治は隣の家の西本の息子と話をする機会があった。彼は弁護士だった。誠治は思い切って彼の弁護士事務所を尋ねた。そして遠回りに「ゴミにいたずらされたり近所とのトラブルはどうしたらいいか」を相談する。すると西本の息子から思わぬ返事が返ってきた。
「それって、うちの母のことですか?」唖然とする誠治に、西本の息子は「やりかねませんね。あの人なら。暇な人だから」と他人事のようにサラリと答えるのだった。
実は母親がいじめられる原因を作ったのは父・誠一だったのだ。10年以上前、父は地域の懇談会の席で「自分の家は社宅で、月額5万円の家賃で住んでいる」と喋ったのだ。それが多額なローンを払って家を購入した近所の人たちの反感を買ったのが発端だったのだ。
誠治が誠一を責めると、寿美子は誠一を庇った。それが誠治には我慢できなかった。「何であいつの肩を持つんだよ」と…。
誠治が会社の面接の日、誠治の携帯電話に寿美子から電話がかかる。「薬が見当たらない」というのだ。「今だけは邪魔しないでくれよ」と誠治は電話を切るが、母のことが気になり、結局、面接をキャンセルし帰宅する。ところが母親は何事もなかったように振舞った。あれだけ大騒ぎしていた薬は「ポケットにあった」と言うのだ。「もうオヤジや母さんに振り回されるのはうんざりだ」誠治は今まで張りつめていた何かが切れるのを感じた。
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キャスト
武誠治 / 二宮和也(にのみやかずなり)ごく普通の20代男子。一浪して三流大学に入学。それなりにいい将来を迎えられると思っていた。
しかし卒業後、中堅の部品会社に就職するが、社風になじめず三カ月で退職。
再就職が思うようにいかず、とりあえずバイトを始める。
しかし、少しでも人間関係が煩わしくなると、すぐに辞めてしまい、バイトを転々とする。
それが原因で父親の誠一と喧嘩ばかり。
家の中で誠一と顔を合わせるのが嫌で、自分の部屋にひきこもりがちになる。
バイトもやめて貯金もなくなった頃、母親がうつ病をわずらっていることを知り、愕然とする。
グウタラし、食費すら家に入れない自分のせいだと思い、割のいい土木のバイトを始める。
次第に、土木を生きがいとする現場の仲間や真奈美との交流を深めていく。
その中で、仕事に対する思いや家族再生の希望を見つけていく。
千葉真奈美 / 香里奈(かりな)
土木現場で誠治が出会った、明るくたくましい女性。
一流大学土木工学科卒業後、大手建設会社に入社。
希望は、土木の設計。
机上の空論の設計しかできない設計士にはなりたくないと、現場を志望。
現場では、男性作業員たちと同じく作業着姿で力仕事を難なくこなし、体育会系の現場の雰囲気にも馴染んでいる。
将来は「橋を建てる設計士になりたい」という夢を持ち、揺るぎない意志で、着実に人生を歩んでいる努力家。
誠治に対しては、はじめ恋愛感情を全く抱かず、むしろひ弱で中途半端な誠治を軽蔑し、相手にしていない。
武寿美子 / 浅野温子(あさのあつこ)
誠治の母親。
近所からの陰湿ないじめや無関心な家族の態度に静かに耐え続けた結果、
うつ病にかかってしまう。
武誠一 / 竹中直人(たけなかなおと)
誠治の父。
武亜矢子 / 井川遥(いがわはるか)
誠治の姉。
豊川哲平 / 丸山隆平(まるやまりゅうへい)
大悦土木の仲間。
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