カーネーション
[第26週]
03/26放送

時は平成17年。糸子は90歳になっていた。

糸子(夏木マリ)は洋装店の改装に踏み切る。店の2階を改装して、だんじり祭りのときに知人と一緒に楽しめるようにとサロンを作ることを思い立ったのだ。

サロンが完成すると、糸子はサロンで“着物のリフォーム教室”を開催する。参加者が大勢集まり、店は賑わった。

そんなある日、譲(川岡大次郎)と栄之助(茂山逸平)がやってくる。彼らは親の死を経験し、自分が老いたことを嘆いていた。そんな2人を糸子は励ます。

糸子は娘・優子(新山千春)に頼まれて病院へと講演にでかけるが、そこで“川上”(あめくみちこ)という女性と出会う。

翌年3月、糸子は自宅で倒れ、病院に搬送される。優子、直子(川崎亜沙美)、聡子(安田美沙子)たちが駆けつけてきた。

娘が駆けつけると、今まで意識がなかった糸子は意識を取り戻した。3姉妹はそれぞれ仕事に忙しく、母の容態が安定したのを確認すると、またすぐに戻って行った。忙しい中を駆けつけてくれた娘たちに、糸子は感謝する。

その後も糸子の病室には次々と見舞い客が訪れる。部屋はたくさんのお見舞いの花で彩られた。

容態が安定した糸子だったが、3月26日、3姉妹の元に突然の訃報が届く。

糸子の死後も、糸子の店の2階にあるサロンには、だんじり祭りのたびに糸子の知人たちが集まり、想い出話に花を咲かせるのだった。

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キャスト
小原糸子 / 尾野真千子(おのまちこ)
生まれながらにおてんばで、ドレスを見て感動してからは呉服屋の娘でありながら洋裁屋を目指す。
「落ち込んでもすぐ浮上、思い立ったら即実行」の岸和田気風を持つ。
ひたむきさがときに暴走を生むことがあるが、周囲に愛されている。


小原優子 / 新山千春(にいやまちはる)
小原家の長女。幼い頃は祖父に可愛がられた。
容姿端麗・成績優秀なお嬢様気質だが、ライバル心むき出しの妹・直子からたびたび挑戦される。
それをまともに受けて立っているうちに逞しくなっていく。
小原直子 / 川崎亜沙美(かわさきあさみ)
小原家の次女。幼い頃からだんじりが大好きで、糸子そっくり。
姉・優子への対抗心が凄まじく、取っ組み合いになったら容赦なく攻める。
絵の才能は天才的。
小原聡子 / 村崎真彩(むらさきまあや)
小原家の三女。かしこい子になるようにと神戸の曾祖母・貞子が名付けた。
しょっちゅうぶつかり合う長女と次女を横目に、いつもマイペースで上機嫌。
北村達雄 / ほっしゃん。(ほっしゃん。)
泉州繊維商業組合の組合員で、ファッションビジネスで成り上がろうとする野心家。
糸子との関係は「奈津の男版」。
糸子以外の小原家の女性には人気で、千代からは息子のように可愛がられる。
吉田奈津 / 栗山千明(くりやまちあき)
糸子の同級生で、岸和田屈指の料理や「吉田屋」の一人娘。
未来の若女将は「べっぴんやないとあかんさかい」、毎日日傘で登下校している。
糸子に対しては「女としての値打ちがちゃう」と言うものの、内心その動向が気になっている。
幼い頃から川原の道ですれ違う、泰蔵兄ちゃんを慕っている。
小原千代 / 麻生祐未(あそうゆみ)
糸子の母。元は神戸の富豪・松坂家の令嬢だったが、花嫁衣裳を納めに来た善作と駆け落ちした。
四女をもうけて現在に至る。お嬢様気質で家事も家計のやりくりにもうとく、毎日善作にしかられっぱなし。
だが生来おっとりした性格のため、まったくこたえていない。

小原静子 / 柳生みゆ(やぎゅうみゆ)
小原家の次女。スケールの大きい姉と二人の幼い妹の間に挟まれやややりにくいポジション。
だが母譲りで、意外とのんきでマイペースなところがある。
成長するにつれて糸子をしっかりと支えていく。


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