●女子十二楽坊効果、日本に中国文化が大量流入(2004/07/27)
オリコン社の宮崎玲氏は、「女子十二楽坊は、今年の3月に第2弾アルバム『輝煌〜Shining Energy〜』をリリースして以来、日本国内で予想以上の反響を得た。誰も外国の楽器団がここまでの功績を残すとは夢にも思っていなかった」とその驚きを表現した。
実は、中国では女子十二楽坊に対する反響は、当初それほど大きくなかった。しかし、日本に駐在するワーナー(華納音楽)のマネージャー、塔本一馬氏が彼女たちの演奏にほれ込んだのが日本デビューのきっかけとされる。
しかし、塔本氏の上司は女子十二楽坊の才能を認めなかったため、塔本氏は当時の会社を辞め自らプラティア・エンタテインメント社を設立。その後、わずか1年間で5000万ドルという巨額の富を得たという。
これまで中国と日本の間では、CD、映画、ドラマなど日本の娯楽文化が中国全土に流入する「過度な流入状態」が続いていた。しかし最近では、女子十二楽坊のデビューをきっかけに中国の娯楽文化の日本への流入が促進されており、中国にとっては喜ばしいニュースとなっている。
女子十二楽坊は、今年8月にはアルバム『Eastern Energy』で念願の全米デビューを果たす予定。(編集担当:田村まどか)
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